「出来る限り説得を続ける」

――神根島で。スザクはカレンにそう言った。

もう1年近くも前のことになる。ブラックリべリオンの直前の話だ。
だが、その時頭に過ぎったひとつの可能性が、最も信じたくなかったそれが、可能性ではなく事実であると分かったとき、スザクは決めた。

ルルーシュは、かつての友は、ゼロは

自分がこの手で殺す、と。

「ルルーシュ、許しは乞わないよ。友達だろ?俺たちは」

そう。許して貰おうなんて思っちゃいない。
今後、僕がしようとしていることを。
君を殺そうとしていることを。

もっと早くゼロが君であることに気付くことが出来たのならば、
君を、ルルーシュを、説得したかった。
友達を、初めて心から信じることの出来たルルーシュを
止めることが出来たら

君を止めることが出来なかったのは僕の責任だ。力不足だ。

だけど。
否、だから。

僕はもう止めることが出来ない君を、唯一止められる方法を

あの時僕は、君に固く誓ったけれど、僕はそのために力を使う

君への罪を僕は背負う。

だから――――









「誰にも譲るつもりはありません。ゼロを殺すのは自分です――」







僕は君の最も嫌う皇帝にそう誓う。


END



あとがき
TURN 1 妄想。…というか願望に近い。
スザクはそう思ってくれていたらいいと思います(望み薄いけど;