01.Prologue



全世界に中継されるパレード。
護送車に乗るのは、黒の騎士団CEOにして第2代超合集国議長、神聖ブリタニア帝国第99代皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。

あどけなさを残す少年は、闇色の仮面を被る。
マントを羽織り、腰には胸を突き刺す剣を持って。 終わりと言う名の始まりの計画が、間もなく完遂する。




君の胸を突き刺した感覚。
引き抜いた時の音、流れ出す血、笑っていた表情。

『これは、お前にとっての罰だ……』

そう言って仮面を拭った君。
君の言う通り、罰なんだろう。この感触は生涯忘れない。忘れられない。

『ひとなみの幸せを全て世界に捧げてもらう……永遠に』

擦れた声で静かにそう告げた。
この期に及んでもなお、君は悪逆皇帝を演じ続ける。
俺を憎めと、君は僕に言いたかったのか。それとも。

―――仮面の下で、僕が泣いていたことに君は気付いていたのだろうか。





2009/12/01
ゼロレクイエム=ルルーシュが世界に対し被った仮面。
「ひとなみの幸せを〜」は彼の本音であり嘘。