■FULLMETAL ALCHEMIST - Conquorer of Shamballa -
「お前は、どこへ行く」
またお前は、私に別れを告げるのか。
あの時もそうだった。
さいならと言って、お前は駆けて行った
そして後日、私はお前が消えたと聞いた
弟だけが残り、お前は姿を消したと
生きているという確信は持てたが、会えるという確信は持てなかった
扉が開き、お前と会って
・・・帰ると言うのか、向こうの世界に。
鋼の、お前はそれを――本当に望んでいるのか。
「大佐、…じゃねぇよな、ソレ」
軍服。階級を示す肩の紋章は、伍長。
あの時、今まで積み上げてきたものを捨ててまでもしなければならないことをして、階級を捨てた。
北を自ら志願して。
彼女を置いて、国境へ行って。
彼がすることも、また同じ
「大佐が地位を捨ててまでしたことがあるように、俺にもしなきゃいけないことがある。」
それはあちら側から門を壊すこと。
壊して、二度と二つの世界が繋がらないように。
二度と扉が開かないように。
「――これ、ありがとうなって伝えてくれ」
自身のことを諦めてまでも、しなければならないこと――か。
もう一度、さよならと告げることか。
「さよなら、大佐。…俺はあんたを忘れない」
離れていく機体に、小さくさよならと彼は呟いた。
Date:2007.04.20